ローマングラス(sold)

ローマングラス(3-4世紀 地中海東岸) 材質: ガラス サイズ: 高さ 10 cm 透明のガラス製香水瓶。上部は漏斗状で口縁部が外側に折りたたまれています。正確な円形のため、整形するための器具があったようです。 下部は球根のような形状で、側面に9箇所のリブ、底面は球根から生えた根のように11箇所の小さな突起がついています。 上部と下部は別々につなげられたか、あるいはピンチでつままれたのか、横隔膜のような隔壁ができており、中央の小さな穴で繋がっています。実験はしていませんが、液体をふりかけるのにちょうど良い量を調整する機能があったようです。 全体的に銀色に銀化しています。大変良いコンディションです。

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キュアティスコメレ(sold)

キュアティスコメレ(2-3世紀 ローマ) 材質: 青銅・銀 サイズ: 高さ 17.8 cm 螺旋状に銀の象嵌が施された医療用の薬匙。計量、撹拌、薬剤塗布の他、剥離子としても使われたそうです。 繊細な装飾や形状が洗練されているのはお分かり頂けると思いますが、道具としては手取りも大事な要素。後ろの先端がオリーブの種のように膨らんでいるのは視覚的な効果を狙っただけではなく、実はバランスを取るためのものであることが分かります。その前がわずかに細くなっているのは、センスという言葉で片付けてしまうには惜しい造形です。 なお、銀の象嵌が施されているものは極希少品です。 ※健康上の安全に責任を持てませんので、観賞用としての販売です。 

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クピードー/ エロス(sold)

クピードー/ エロス(1-3世紀 ローマ) 材質: 青銅 サイズ: 高さ 3.5 cm 楽器を奏でるクピードー。時代から考えるとリラ(竪琴に近い撥弦楽器)なのですが、ほとんどギターのように長いネックとなっています。 何かのアタッチメントのような形状をしています。楽器の先端に付いていたものでは、というのは私の想像です。右側の翼が欠けています。

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パルメット装飾(sold)

パルメット装飾(1-3世紀 ローマ) 材質: 青銅 サイズ: 高さ 10 幅 8.5cm チャリオット(戦闘馬車)あるいは家具に装着されていた飾り。 パルメット(椰子をモチーフにした装飾様式)の中心には獅子の顔が立体的に表現されています。右側は破損していると思われますが、削ったような跡はありません。 葉の曲面、蔓の曲線、頂点の花、獅子。全ての要素が高い水準で調和しています。ローマ装飾、あるいは彫像も含めた中でも、優れた作と言って良いと思います。 

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魚文陶器(sold)

魚文陶器(12-13世紀 ビザンツ) 材質: テラコッタ サイズ: 高さ 8.5 幅 28cm やや抽象的な手法で魚が描かれた緑釉の鉢。単純な線で思い切りよく描かれた波の間を縫うように飛び出す魚の頭。その下半身は、二本の曲線で波の中に消えていきます。 二本の線で描かれているのはイクトゥスの名残りかもしれません。4世紀以前の初期キリスト教では信仰を明かすと迫害される恐れがあったため、2本の線を使って描いた魚(尾ひれで交差して十字となる)をキリスト教の隠れたシンボルとして用いていました。イクトゥス(ΙΧΘΥΣ)はギリシャ語で「魚」という意味ですが、 ΙΗΣΟΥΣ(イエス) ΧΡΙΣΤΟΣ(キリスト) ΘΕΟΥ(神の) ΥΙΟΣ(子) ΣΩΤΗΡ(救世主) の頭文字を並べた暗号でもあります。 鳥獣・植物文が多いビザンチン陶器の中で、キリスト教のシンボルが独創的に描かれた珍しい図像。海上がりのため海生生物の跡が付着しています。破損・修復なし。水を張るのも良さそうです。

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ゴールドリング(sold)

ゴールドリング(7-10世紀 ビザンツ) 材質: 金・ガラス サイズ:   16号程度 クリストグラム(キリストのギリシア語表記ΧΡΙΣΤΟΣのΧΡを記号にしたモノグラム)が赤いガラスで象嵌された金製リング。 アームの部分は内側が円、外側が八角形になっています。八角形が十字を内包していることは先ほどガラス瓶でご紹介した通りです。 ガラス部分は経年によりヒビが入り、一部欠損していますが、着用できるコンディションです。

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十字装飾瓶(sold)

十字装飾瓶(5-6世紀 ビザンツ) 材質: ガラス サイズ: 高さ 9.4 幅 4.4cm 八角形の薄い型吹きガラス。半分ほど銀化しています。八角形自体珍しいですが、特筆すべきは底に正十字が象られている点。 八角形は正十字を内含する多角形として初期キリスト教建築や装飾品に用いられました。参考写真は同じく6世紀のビザンチン建築であるサン・ヴィターレ聖堂(現在はカトリック)。 底に十字が用いられていることを考えると、内容物を浄化する効果を期待した、あるいは聖水を入れていたのかも知れません。

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ウジャト・心臓護符(sold)

護符(紀元前 730-332年 エジプト末期王朝) 材質: ファイアンス、石 サイズ:ウジャト護符 1.5 x 2.7cm、心臓護符 2.5 x 1.5cm  額18 x 18cm アイコン – 物事を簡単な絵柄で記号化して表現するもの。エジプト護符はまさにアイコニックではないでしょうか。それを引き立たせるには額装だと思い至り、試作してみました。 ◾️聖眼ウジャト護符(左) 父オシリス神の仇であるセト神との戦いで目を失ったホルス神がトート神の力により再び眼を得たことに由来し、治癒や完全を意味します。ペンダント、指輪、腕輪、ビーズ、護符、棺、などあらゆる所に使われました。 ◾️心臓護符(右) 心臓(イブ)はエジプト人の人格と記憶が宿る魂の座と考えられていました。死者の書によると、死後人は冥界に入るためにオシリス神による最後の審判を受けます。ミイラ化において他の内臓がカノープス(4つの壺)に収められたのに対し、審判を受ける心臓は体内に残されました。審判の際、心臓はアヌビス神が測る天秤の上に置かれ、もう一方にはマアト神の羽根が置かれました。心臓は羽根より軽くなくてはならならず、重かった場合には怪物に食い殺され、二度目の来世なき死を迎えると恐れられていました。 本品は着用するための孔が開いておらず、ミイラの上に置かれたものと考えられます。片方の突起が欠けています。

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狼形把手(sold)

狼形把手(紀元前2-2世紀 エジプト/パルティア/ローマ) 材質: 骨、青銅 サイズ: 幅 11.5cm 狼の骨彫。動物の角の可能性もありそうです。固定するための2本のピンと、口元に青銅製の環が残っていることから短刀の把手と考えられます。 ローマ支配下のエジプト、パルティアで同様の骨製把手が見つかっています。状態の良い骨彫自体稀少ですが、狼の例はほとんどないと思われます。

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テトラドラクマ(sold)

テトラドラクマ(紀元前454-404年 ギリシア) 材質: 銀 サイズ: 2.3 cm 17.18g 何度ご紹介しても飽きないアッティカのテトラドラクマ。今回の品は上級です。全体的に手擦れが少なく、マットな箇所が多く見られます。表はアテナ像が真ん中に来ているセンターストライク。兜の三日月装飾も最後まで収まっています。表情にも破綻がなく、笑いすぎていないアルカイックスマイルです。裏のフクロウは四角のうち2つの角が収まっています。大きな盛り上がりに守られて摩耗が進んでいません。2箇所のヒビ割れも良い雰囲気です(マイナスポイントではありません)。 スラブ(鑑定済みのケース)に入っていないものの中ではかなり良い品で、むしろスラブに入っていてもこれより見劣りするコインの方が圧倒的に多いはずです。 表:アッティカ式兜をかぶったアテネの守護女神アテナ。兜はオリーブの葉で飾られています。 裏:知恵の女神アテナのシンボルであるフクロウ。オリーブの枝と三日月。「AΘE」の銘(アテネ人の、の意) 

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