把手付注器(sold)

把手付注器(紀元前1730-1550年 地中海東岸) 材質: テラコッタ 寸法: 高さ 18.7 幅 7.7cm エジプト第2中間期時代、カナン(現イスラエル)はエジプトの属州でした。エジプトの影響を受け、数多くの美術品が生まれました。こちらはワイン用のジャグと言われています。繭のような優しいライン。砂漠地帯で砂地に挿すような使い方をしていたと考えられます。おそらく地に近い生活様式だったのでしょう。底の平らでない容器がたくさん残されています。

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把手付土器

ご注文・お問合せはこちら 把手付土器(紀元前8-7世紀 地中海東岸) 材質: テラコッタ 寸法: 高さ 9.1 幅 8cm 把手には小さな孔があり、紐でぶら下げるようになっています。底が丸くなっているのは、ぶら下げた際に底に均等に圧力がかかり、底が抜けないようにするための工夫と思われます。 価格: 44,000 円(税込)

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把手付杯(sold)

把手付杯(紀元前3000年紀 地中海東岸) 材質: テラコッタ 寸法: 高さ 10 幅 11cm 地中海東岸からヨルダン川までの地域(現イスラエル)は、Holy Land(聖地)と呼ばれ、そこで出土した土器は宗教的・考古的価値もさることながら、形が美しいものがたくさんあります。私は初期青銅器時代のスリップウェアが好みです。おそらく日本で扱っている方は他にいらっしゃらないでしょう。 さて、こちらの器は飲み物に使われていた把手付杯。約5000年前のものとは思えないほど洗練されています。把手の近くに開けられた二つの穴(蓋を固定するため?)が特徴的で、上から見るとまるで口を大きく開けた魔人のように見えます。

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偶像(sold)

偶像(紀元前2000-1000年紀 地中海東岸) 材質: 石 寸法: 高さ 6.3 cm 髪型、頭頂の装飾、目、首飾り、すべてのパーツが独特な偶像。メソポタミア本来の様式とは異なりますが、装飾品と二本足で立つような姿から考えると、スフィンクスを模した像かも知れません。眼には石が象嵌されていた可能性が高そうです。ユニークと言って差し支えないと思います。 参考画像は古アッシリア(前20-15世紀)、新アッシリア(前10-7世紀)のスフィンクスの例。

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女神像(sold)

女神像(紀元前1000年紀 メソポタミア) 材質: アラバスター 寸法: 高さ 6.2 幅 3cm 乳房を抱え、片膝を立てた女神坐像。首飾りと腰紐のようなものを身につけています。 興味深いのは腹部に開いた孔。乳房を抱えた豊穣の女神であることを考慮すると、懐妊を祈願する呪術に用いられた様子を想像させます。 頭髪がギリシア風に見えることから、ヘレニズム期(セレウコス朝~パルティア)の可能性がありそうです。 裏にパリの骨董店の古いシールがついています。 

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アスタルテ

ご注文・お問合せはこちら アスタルテ(紀元前8-7世紀頃 地中海東岸) 材質: テラコッタ 寸法: 高さ 8.7 cm カナン(古代イスラエルの歴史的な名称)の豊穣の女神アスタルテ(アスタルト、アシュトレト)頭部。古代メソポタミアの愛と美の女神イナンナが前2000年頃に習合した女神。エジプト女性の頭髪を模しており、本来は胸を抱えるようなポーズをとっています。家内安全や安産祈願として民衆の間で信仰を集めました。ギリシア期に入るとアフロディーテと習合しています。 体は手捻りですが、頭部のみ型に入れて作られたため、細かい目鼻口が表現されています。頭部だけが残っている場合が多いですが、通常の1.5倍くらいの大きさがあります。 価格: 66,000 円(税込)

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