女神像(紀元前1000年紀 メソポタミア)

材質: アラバスター

寸法: 高さ 6.2 幅 3cm

乳房を抱え、片膝を立てた女神坐像。首飾りと腰紐のようなものを身につけています。

興味深いのは腹部に開いた孔。乳房を抱えた豊穣の女神であることを考慮すると、懐妊を祈願する呪術に用いられた様子を想像させます。

頭髪がギリシア風に見えることから、ヘレニズム期(セレウコス朝~パルティア)の可能性がありそうです。

裏にパリの骨董店の古いシールがついています。