彩文偶像杯(紀元前2000年紀 アナトリア-北メソポタミア)

材質: テラコッタ

寸法: 高さ 6 幅 8cm

19個の鳥形の偶像が取り付けられた盃。青銅器時代のレバント(アナトリア、メソポタミアを一部含む、地中海東岸地域の歴史的名称)では豊穣多産や家族を象徴するような複数の顔・体を持つ偶像類が見つかっています。

実際に液体を入れるには実用的な形状ではないので(偶像の鼻から伝ってうまく注げるのかも知れませんが未確認)、日常ではなく祭祀用の器と考えられそうです。頭の一つが折れて接着修復してありますが、あまり目立たない程度です。彩色も残っています。