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スターテル銀貨(紀元前380-325年 ギリシア)

材質: 銀

サイズ: 直径 2.3 cm 10.9g

戦闘馬車を除けば、古代オリンピック競技が描かれたコインはそれほど多くありません。最も代表的なのがこのパンフィリアのアスペンドス(現在のトルコ、アンタルヤ県)のスターテル銀貨。

表: レスリングをする2人の男、ΣKの銘

裏: 投擲する青年とEΣTFEΔIIYΣ(アスペンドスの) の銘。トリスケル(三脚巴)のミントマーク。ウサギのカウンターマーク(加刻印)

一対一の体がぶつかり合うレスリングは古代オリンピックの最終日に行われる花形競技で、人々を最も熱狂させた種目。器具を使った投擲は競技ではないはずですが、このコインが発行されていたアスペンドスが得意とした戦法だったと言われています。旧約聖書ではダビデが巨人ゴリアテを投擲によって殺しています。トリスケルは弓形の脚を3つ合わせたシンボル。意味については良くわかっていないようですが、陶器ではアキレスの盾などに描かれています。

ところどころ摩耗はありますが、顔、筋肉、衣服、どれも鮮明に残った状態の良いコインです。両面の図像もほぼ中央で、裏表が同じ向きになっている点も希少です。

参考画像: ヘクトルの遺体を引き摺り回すアキレス。ボストン美術館蔵。 

価格: 88,000円(税込)