柱形偶像(紀元前3000年紀 バクトリア)
材質: 石灰岩
寸法: 高さ 25.5 幅 12cm
上面と底に浅い溝が刻まれた、緩やかなくびれのある柱状偶像。このような石像は古代バクトリア、カスピ海、アフガニスタンに及ぶ地域で発見されています。球や円盤などの形もありますが、共通するのは正確な円形と彫り込まれた溝。女性器か男性器、あるいはその両方を表していそうですが、正確な意味は解明されていないようです。
製造にはかなりの時間を要したであろうことから、宗教儀式に重要な役割を果たしていたのではないかと考えられます。
表面は経年により荒れていますが、均整のとれた形状。大型で存在感があります。