双頭獣護符(sold)

双頭獣護符(紀元前8世紀頃 ルリスタン) 材質: 青銅 サイズ: 高さ 5.5 幅 7.4cm 鶏冠のついた鳥はルリスタンの「動物の支配者」と呼ばれる、幻獣を両腕でつかんだ像の竿頭飾などに多用されています。同じイラン系である黒海スキタイの「鳥グリフォン形装飾」はこれと同じ起源ではないかと思われます。 以前にもご紹介したように、護符としては双頭馬のものが一般的で、鳥頭の護符は珍しいです。ルーヴル美術館に同形のものが収められています。

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山羊形化粧用具

お問合せ・ご注文はこちら 山羊化粧用具(紀元前2000年頃 バクトリア) 材質: 青銅 サイズ: 高さ 11 cm ようやく青銅の登場です。コール(化粧品)容器と共に使われていた化粧用のピン。アイベックス(山羊)の頭を象っていますが、興味深いのはお腹の部分に突起があること。実際のアイベックスにはそのような生物学的特徴はありません。妊娠している様子(豊穣)を表しているというのが自然な解釈ですが、類品を見てもこのような例は見当たりませんでした。  価格: 77,000円(税込)

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山羊形印章(sold)

山羊形印章(紀元前2200-1800年 バクトリア) 材質: 青銅 サイズ: 高さ 4.6 幅 5.6cm 山羊の姿を象った印章。迷路のような仕切りによって描かれた独特の意匠。隙間を埋めるように平行線がいくつも描かれ、その全てがほぼ同じような間隔となっていることに驚かされます。何かの法則により生命が成り立っているということを訴えかけてくるようです。眼だけは独立していますが、そのほかの線はまるで体を巡る血管のように全て繋がっています。1つ前に投稿したピンと同様、喉の下あたりに膨らみが表現されているようでもあります。 初期鉄器時代のスキタイは平面の馬用装飾品を数多く遺しましたが、裏は真っ平らでいかにも流し込んだという感じがするのですが、本品は全てが緩やかな曲面で連続しており(おそらく手擦れではなく製造当初の形状)、金具部分にも手のような有機的な意匠を用いています。青銅器文化の中庸にして、高度な美的感覚を持ち合わせていたことを伺わせます。 バクトリアの印章自体は円形の幾何学紋やその中に動物紋が入っているものが一般的で、動物の形をしているものは比較的少なめです。本品はその中でも優れた作と言って差し支えないでしょう。

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印章(sold)

印章(4-6世紀 ササン朝ペルシア) 材質: カルセドニー、ヘマタイト サイズ: (左)1.8 cm, (右) 1.4 cm 印章として使われていたビーズ。白い方はカルセドニー(玉髄)製。カッパのような口をした人物の胸像が彫られています。 黒い方はヘマタイト(赤鉄鋼)製。同じく胸像ですが、顔が鹿になっている変わった作です。形状タコの吸盤のような飾りが6つ付いており、同時代のカットグラス同様の、グラインダー加工によるものだと思われます。 

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山羊形護符 (sold)

山羊形護符(紀元前9-7世紀頃 ルリスタン)※ご売約済 材質: 青銅 サイズ: 幅 4cm 山羊属のアイベックスの小さな像。背中に垂直に孔が開いており、護符として使用されていたようです。四肢と角が細く、繊細な印象を受けます。他にも小さな動物はいくつかありますが、掲載が間に合わないため、当日のお楽しみということにさせていただきます。

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獣頭鈴形装飾

お問合せはこちら 獣頭鈴形装飾(紀元前9-7世紀 ルリスタン) 材質: 青銅 サイズ: 高さ 11.2 cm 角のような瘤がある獣の頭がついた大きな鈴形の装飾。馬につける馬鐸あるいは祭祀用の装飾と思われます。幾何学模様の透し彫りになっています。一箇所下部の破損を接着修復してあります。  価格: 99,000 円(税込)

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