双頭獣護符(紀元前8世紀頃 ルリスタン)

材質: 青銅

サイズ: 高さ 5.5 幅 7.4cm

鶏冠のついた鳥はルリスタンの「動物の支配者」と呼ばれる、幻獣を両腕でつかんだ像の竿頭飾などに多用されています。同じイラン系である黒海スキタイの「鳥グリフォン形装飾」はこれと同じ起源ではないかと思われます。

以前にもご紹介したように、護符としては双頭馬のものが一般的で、鳥頭の護符は珍しいです。ルーヴル美術館に同形のものが収められています。