人頭形垂飾玉(紀元前3-前1世紀 フェニキア)

材質: ガラス

サイズ: 高さ 2.1 cm

海上貿易を活発に行っていたフェニキア人達は現在のレバノン、カルタゴを拠点とした北アフリカ沿岸、イベリア半島南端にかけていくつかの都市を築きました。交易にはガラス製品が使われており、主に人頭形垂飾玉、人面トンボ玉、モザイクトンボ玉、コアグラス容器があります。

頭にターバンのようなものを巻きヒゲを生やした男性の顔が一般的で、本品は青・白・黄のガラスによって作られています。紐を通す頭頂のカンの部分は欠損していますが、大きな目と唇でユーモラスな表情。