象嵌用王像顔面(紀元前664-30年 エジプト末期王朝–プトレマイオス朝)

材質: ラピスラズリ

寸法: 高さ 2 cm 額15.5 x 15.5 cm

王像顔面の象嵌は紀元前1500年ほどから石やガラスで作られていました。家具に象嵌されていたという説がありますが、実際にはめ込まれているものは見たことがありません。カツラ部分はおそらく金で作られていたのではと想像します。

ラピスラズリは黄鉄鉱を含むため、夜空に輝く星のように見えることから、古代エジプトで高級な装飾品に使われました。エジプトでは産出せず、アフガニスタン(当時のペルシア)からの輸入に頼っていたようです。

台座だと全く映えなかったので、背景に金箔を使って額装しました。
参考画像:石黒コレクション(紀元前14世紀)