材質: テラコッタ
サイズ: 高さ 4.3 幅 9.5cm
漁船のレリーフ装飾がついたテラ・シギラタ陶片。ローマ帝国植民地のアフリカで主に作られたものです。
つい最近気付いたのですが、船に乗って網を引いているのは漁師ではなく二人のエロス(キューピッド)。漁師という思い込みが観察を鈍らせ、翼に気づきませんでした。網の中にはたくさんの魚が入っているようです。
ギリシア・ローマ期のエロスはしばしばイルカに乗って表現されましたが、複数で漁をする姿もモザイク画に残されています。
ー魚を捕まえる多くの方法があるように、愛を見つける多くの方法があるー