地母神(紀元前5000年紀 メソポタミア)

材質: テラコッタ

寸法: 高さ 7.8 cm

”母親として、大地の女性として、グレートマザーは「玉座それ自体」である。特徴的なことは、女性の「ふところ」は性器であるばかりではなく、座った女性の幅広い腿もそうであって、彼女の子宮から生まれた幼児がその上に座り、玉座につく。”
E.ノイマン:グレートマザーより

ハラフ文化の代表的な地母神。刺青のような彩色が施されています。生命を育む座のような形状をしており、豊穣を示す臀部や乳房が強調されているのに対し、顔は省略された表現となっています。臀部が大きく定住的な性格であることは、大地との結合を表しており、座った地母神は玉座についた女神(エジプトのイシスや聖母マリア)の原型であり「玉座それ自体」でもある、と言われています。

類例を見る限り単に帽子ですが、この像の帽子は男根のような形状をしており、両性具有の属性を付与したものかも知れません。自立しますが後ろに転びやすいので座椅子が付属します。