Author; tatsuyanov

スキフォス（紀元前7-6世紀　エトルリア） 材質: テラコッタ 寸法: 高さ 14 幅 9cm エトルリア人によって作られた黒釉のブッケロ陶器。ギリシア植民地のカンパニアで作られた陶器とは異なる独特なフォルムが特徴です。スキフォス（ワインカップ）は把手部分が三角形に近く、幾何学的な印象が強くなっています。胴に線模様入り。修復なしの完品です。 

戦士像（紀元前8-6世紀頃　サルデーニャ） 材質: 青銅 寸法: 高さ 7.5 cm ヌラーゲ文化の戦士像。前13世紀頃にエジプト侵略を試みた「海の民」として知られるヌラーゲ人はサルデーニャ島に繁栄し、エトルリア人とは似て非なる文化を育みました。好戦的な民族だったのか、兜や武器を身につけた青銅像が発見されています。 この像も兜をかぶっており、振り上げた右手には武器を持っていたと思われます。両足の底に突起があり、台座に挿してあります。 

腕輪（エトルリア） 材質: 青銅 おそらくエトルリアと思われるアームレット。全て破損しており、テープで固定してあります。裏に革などを貼れば着用できそうです。参考品です。 

偶像（紀元前5世紀頃　ウンブリア） 材質: 青銅 寸法: 高さ 5.1 cm ウンブリア人は紀元前9-4世紀にイタリア中部で防御力の高い丘の上などに都市を築きました。ウンブリアは「嵐の人」という意味で、神が起こした洪水を生き抜いたという伝説からギリシア人が名付けたそうです。 この様式化された偶像には女性と男性があり、本品は乳房とへそが線刻によって表現された女性像。両腕と左足の先端が少し欠けています。参考画像はヴァチカン美術館とヴィラ・ジュリア博物館。 

ご注文・お問合せはこちら フィブラ（紀元前7-6世紀　エトルリア） 材質: 青銅 寸法: 幅 5 – 6.5cm エトルリアのフィブラ（ブローチ）３種。それぞれが有機的な形をしています。蛭形（上）、ドラゴン形（中）と呼ばれることもあります。参考画像は同じくヴィラ・ジュリア美術館（ローマ）。  価格: 各 27,500 円（税込）

ご注文・お問合せはこちら 馬形バックル（紀元前9-8世紀　エトルリア） 材質: 青銅 寸法: 高さ 12 幅 8cm 初期エトルリアのヴィラノヴァ文化はイタリアにおける最も早い鉄器文化とされています。本品は馬の形を象ったマッシブなベルトバックル。今回のエトルリア特集のための蒐集を始めるきっかけとなった品です。参考画像は大英博物館所蔵品。  価格: 242,000 円（税込）

ご注文・お問合せはこちら イコン「ウラジーミルの生神女」（19世紀　ロシア） 材質: 木、テンペラ 寸法: 高さ 17.8 幅 14.2cm 聖ルカによって描かれたとされる、正教会の最も伝統的なイコンの一つ。12世紀にコンスタンディヌーポリ総主教からキエフ大公ユーリー・ドルゴルーキーに贈られた後にウラジーミルに移され、このイコンのために当地に建設されたウラジーミルの生神女就寝大聖堂に納められました。イコンを運んでいた際、イコンを運んでいた馬がウラジーミルで止まり進まなくなったことが、このイコンがウラジーミルに留められるべきであると解釈された、と伝承されています。後にモスクワに移されましたが、13世紀のモンゴルや14世紀のタタールの大軍からモスクワを守ったのはこのイコンの守護による奇跡と言われています。 聖母子の３つのタイプの一つ、「慈悲深さ、いたわり」という意味のエレウサ（希）ウミレニエ（露）型。聖母と幼子イエスが頬を寄せ合って、やさしく抱擁し合う姿で描かれています。  価格: 88,000 円（税込）

ご注文・お問合せはこちら イコン「トルガの聖母子」（19世紀　ロシア） 材質: 木、テンペラ 寸法: 高さ 11 幅 8.8cm 13世紀に出現したイコン。名称はヤロスラブリのトルガ川に由来します。 聖母子の３つのタイプの一つ、「慈悲深さ、いたわり」という意味のエレウサ（希）ウミレニエ（露）型。聖母と幼子イエスが頬を寄せ合って、やさしく抱擁し合う姿で描かれています。 価格: 55,000 円（税込）

ご注文・お問合せはこちら イコン「死者の回復」（19世紀　ロシア） 材質: 木、テンペラ 寸法: 高さ 13.3 幅 11cm 18世紀ロシアで派生した聖母子のイコン。アダナの聖テオフィラスが名づけた伝えられています。死者の魂に祈りを捧げるために使われたそうです。光輪に銀箔が使われています。  聖母子の３つのタイプの一つ、「慈悲深さ、いたわり」という意味のエレウサ（希）ウミレニエ（露）型で描かれた例が多いです。 価格: 66,000 円（税込）

イコン「聖母の出現」（19世紀　ロシア） 材質: 木、テンペラ 寸法: 高さ 11.3 幅 8.9cm 14世紀の聖人ラドネジのセルギイの元に聖母が現れた奇跡を表すイコン。セルギイは中世ロシアにおける最も偉大な宗教的指導者で、モスクワのセルギエフポサードの至聖三者（三位一体）セルギイ大修道院の創設者。 使徒ペトロとヨハネと共に現れた聖母はセルギイを祝福し、彼によって設立された大修道院の庇護を約束したという場面。聖母の頭上には至聖三者が描かれています。金箔を使い、伝統的な技法で建物が描かれた上質なイコン。ムステョーラのイコン工房作。