6月20日に刊行された工芸青花16号
特集の1つとして、昨年8月のスキタイ展への出品物をご紹介いただきました。
私が古美術商に至るまでの経緯やロシアでの生活、スキタイ美術から感じられる事なども寄稿しております。学術的なスキタイ概説は九州大学の考古学者、松本圭太さんにお願いしました。松本さんとの出会いは大江戸骨董市で、学会などで東京にいらっしゃる度にお会いしてアドバイスをいただいている方です。
今まで出会った方々のおかげで拓けた道、そして自分で見て学んだものが1つ形になったこと、とても嬉しく思っております。

この機会に古代の騎馬民族スキタイをより多くの方に知っていただきたいと思い、スキタイ製品をご購入くださった方に工芸青花16号を1冊プレゼントいたします(7/30まで)。

対象商品はこちら

以下「工芸青花」公式サイトより転載

特集|ロシアとスキタイ

『工芸青花』前号で特集したロシアのノヴゴロド取材の通訳は、サンクトペテルブルク在住の骨董商、毛涯達哉さん(1980年生れ)にお願いしました。ノヴゴロドに発つ前日、毛涯さんとエルミタージュ美術館をみてまわったとき、同行した美術史家の金沢百枝さんとともに感心したのはスキタイ美術の充実ぶりでした。
スキタイ文化とは紀元前7世紀から前4世紀ごろ、黒海北岸(いまのウクライナとロシアの一部)で栄えた遊牧民文化で、美術史的には黄金製品がよく紹介されるのですが、それらはギリシアなどの影響がつよく、よりスキタイらしいのは青銅製の武器、馬具装飾などで、そこにきざまれた連鎖するような動物文が特色です。
毛涯さんには取材の翌年(2020年)、青花の展示室でスキタイ展をお願いしました。以下に掲載したのはその出品作で、文章は毛涯さんと、考古学者の松本圭太さんによるスキタイ概説です。S