円形切子碗(5-7世紀 ササン朝ペルシア)

素材: ガラス

サイズ: 高さ 9 直径 11 cm

シルクロードを経て中国や日本にももたらされており、当時の東西文化の交渉を示す交易品。長時間の輸送に耐えうるように厚手のガラスで制作されたと考えられています。正倉院に納められていることはご存知の通りです。

本品は円形砥石によって6段の円紋装飾が施されています。表面の風化によりガラス面は見えませんが、光を当てると薄い黄色のガラスであることがわかります。カットが十分に鮮明で割れやヒビのない完品です。