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イコン「ポチャエフの聖母子」(19世紀ロシア)

材質: 木, テンペラ

サイズ: 高さ 17.7 幅 14.3cm

こちらは聖母子の3つのタイプの一つ、「慈悲深さ、いたわり」という意味のエレウサ(希)ウミレニエ(露)型。

聖母と幼子イエスが頬を寄せ合って、やさしく抱擁し合う姿で描かれている。

現在生神女ポチャエフ修道院がある山(ウクライナ)にて1340年に2人の修道士が移住し、ある日そのひとりが祈祷の後に山の頂上に行くとまるで炎に包まれた聖母が岩の上に立っていた。もうひとりの修道士を呼び、もう一人羊飼いがそれを目撃した。聖母の出現が消えた後、聖母が立っていた岩の上に彼女の右足の跡が現在も残っており、奇跡の水が湧き出している。多くの巡礼者がその水をくんでも決して枯れることがないという。その奇跡に由来して、イコンに描かれている山の頂上にも足跡が描かれることがある。

価格: 77,000 円(税込)